日本にCrossFit Boxはいくつあるのか?どの地域に集中していて、ドロップインや英語対応はどれくらい普及しているのか?

クロスフィットドウ編集部が2026年4月時点で日本国内のCrossFit Box 95施設を独自に調査・集計しました。都道府県別の施設数、人口あたりの密度、ドロップイン対応率、女性向け・英語対応の傾向を、データとともに分析します。

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調査サマリー

  • 掲載施設数:95施設(2026年4月12日時点)
  • 対象: 日本国内でCrossFitプログラムを提供するBox・ジム
  • 掲載条件: 公式サイトまたはSNSで営業中であることが確認できた施設のみを集計。閉業施設・個人宅での非公開セッションは除外
  • 属性データの判定基準: 各施設の公式サイト・Googleビジネスプロフィールに明記されている情報のみを採用。編集部の推測による判定は含まない
  • 調査方法: クロスフィットドウ編集部による独自クローリング+手動確認

主な発見

1. 施設の約4割が関東に集中。 東京都(19施設)・神奈川県(13施設)だけで全体の3分の1を占める
2. 人口あたりの施設密度では沖縄県が圧倒的1位。 人口10万人あたり0.54施設で、全国平均の約4倍
3. ドロップイン対応率は全国で81%。 ただし地域差があり、沖縄県は62%にとどまる一方、兵庫県・京都府は100%

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2026年の日本のCrossFit Box分布──結論

日本のCrossFit Boxは全国27都道府県に95施設。関東(36施設)と関西(23施設)で全体の約6割を占めるが、人口比で見ると沖縄県や青森県など地方が健闘している。ドロップイン対応率は81%で、日本のCrossFitシーンは出張・旅行時にも利用しやすい環境が整いつつある。一方で、20県にはCrossFit Boxが1施設も存在せず、地域間の格差は大きい。

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都道府県別のCrossFit Box数ランキング

順位都道府県施設数全体比
1東京都1920.0%
2大阪府1414.7%
3神奈川県1313.7%
4沖縄県88.4%
5兵庫県55.3%
6京都府44.2%
6愛知県44.2%
6青森県44.2%
9福岡県22.1%
9高知県22.1%
9埼玉県22.1%
9北海道22.1%

※残り15県はいずれも1施設。

上位3都府県(東京・大阪・神奈川)だけで全体の48.4%を占めている。施設が存在する都道府県は27で、20県にはCrossFit Boxが1施設もないのが現状だ。

地域ブロック別

地域施設数全体比
関東3637.9%
関西2324.2%
沖縄88.4%
中部88.4%
九州(沖縄除く)66.3%
東北55.3%
四国44.2%
中国33.2%
北海道22.1%

関東と関西で全体の62%。逆に言えば、地方で新規出店すれば「その県唯一のBox」になれるポジションが多く残っている。

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人口10万人あたりで見るとどの地域が多いか

施設数だけでは都市部が有利になる。人口あたりの密度で見ると、地図はまったく変わる。

順位都道府県施設数人口(万人)10万人あたり
1沖縄県81470.54
2青森県41220.33
3高知県2690.29
4京都府42560.16
5大阪府148840.16
6島根県1670.15
7東京都191,4040.14
8神奈川県139240.14
9山梨県1810.12
10佐賀県1810.12

沖縄県が1位。人口10万人あたり0.54施設は、2位の青森県(0.33)の約1.6倍にあたる。

沖縄県の施設密度が高い背景のひとつとして、在日米軍基地との地理的近接性が挙げられる。8施設のうち嘉手納町に2施設(ショーグンクロスフィット、クロスフィットハブ)、読谷村に1施設(クロスフィットラフテル)と、基地近隣に立地する施設が複数ある。英語対応率も62%と京都府(75%)に次いで高い水準にあり、基地周辺の立地と英語対応率の高さから、米軍関係者やその家族の需要が施設数を押し上げている可能性が示唆される。

一方、東京都は施設数では最多(19施設)だが、人口比では0.14と全国7位。1,400万人の人口に対してBoxが19施設のため、相対的な密度は高くない。

愛知県は人口754万人に対して4施設(10万人あたり0.05)で、大都市圏の中では最も密度が低い。同規模の大阪府(0.16)と比べると約3分の1にとどまる。

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ドロップイン対応が多い都道府県

出張や旅行で「現地のBoxに1回だけ参加したい」というニーズに応えるのがドロップイン。全国の対応状況を見る。

全国の対応率

  • ドロップイン対応:77施設 / 95施設(81.1%)

8割以上の施設がドロップインを受け付けており、日本のCrossFitシーンは旅行者にとって比較的オープンだ。

都道府県別ドロップイン対応率(主要地域)

都道府県施設数対応数対応率
兵庫県55100%
京都府44100%
福岡県22100%
北海道22100%
埼玉県22100%
東京都191789%
神奈川県131185%
大阪府141179%
愛知県4375%
青森県4375%
沖縄県8562%

兵庫県・京都府は全施設がドロップイン対応。関西圏は旅行者にとって特に利用しやすいエリアと言える。

沖縄県のドロップイン対応率が62%にとどまるのは注目に値する。ドロップイン非対応の3施設(ガンジュークロスフィット、ショーグンクロスフィット、オパッド糸満)は、公式サイト上でドロップイン受付の記載が確認できなかった。基地周辺の施設では会員制を前提とした運営を行っているケースがあり、旅行で沖縄のBoxに参加したい場合は事前の問い合わせが必須だ。

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女性向け・英語対応・設備の傾向

全国の対応率

属性対応施設数対応率
女性向けプログラムあり2425.3%
英語対応2122.1%
シャワーあり1717.9%
駐車場あり99.5%
HYROX対応88.4%

※各属性は施設の公式サイトまたはGoogleビジネスプロフィールに明記がある場合のみカウント。実際に対応していても未記載の施設は含まれていない可能性がある。

女性向けプログラムに強い地域

都道府県施設数女性向け対応数対応率
兵庫県5480%
沖縄県8562%
高知県2150%
福岡県2150%
大阪府14643%
東京都19211%
神奈川県1318%

兵庫県は5施設中4施設(80%)が女性向けプログラムを公式サイトに掲載しており、全国トップ。 関西圏で女性がCrossFitを始める場合、兵庫県は選択肢が多い。

一方、東京都は19施設中2施設(11%)のみが女性向けプログラムを明記。施設数の割に選択肢が限られるため、東京で女性向けBoxを探す場合は事前の絞り込みが重要になる。ただし、公式サイトに女性向けと明記していなくても、実際にはウェルカムな施設は多い点は留意が必要。

英語対応に強い地域

都道府県施設数英語対応数対応率
京都府4375%
沖縄県8562%
福岡県2150%
東京都19632%
大阪府14321%

京都府は4施設中3施設(75%)が英語対応を明記しており、全国トップ。 訪日外国人が京都でCrossFitに参加できる環境は比較的整っている。

沖縄県は8施設中5施設(62%)が英語対応。嘉手納町のクロスフィットハブやショーグンクロスフィットなど、英語を主要言語とする施設が複数ある。

東京都は19施設中6施設が英語対応(32%)。内訳は港区4施設(西麻布・六本木・チカラ・フィーリングッド)、中央区1施設(日本橋)、目黒区1施設(自由が丘)で、外国人居住者が多いエリアに集中している。

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駅からのアクセスとGoogleレビューの傾向

駅徒歩データ

95施設のうち、最寄り駅の情報が確認できたのは58施設(61%)

徒歩圏施設数比率(58施設中)
5分以内3357%
10分以内5290%
11分以上610%

駅データが取得できた施設の9割は徒歩10分以内に立地しており、電車でのアクセスは概ね良好。ただし残り37施設は最寄り駅の情報がなく、車でのアクセスが前提の施設も含まれる(特に沖縄県・青森県・北海道など)。

Googleレビューの掲載状況

Googleビジネスプロフィールで評価が確認できたのは32施設(全体の34%)

  • 平均評価:4.89(5点満点)
  • 平均レビュー数:54件(レビュー数が確認できた29施設の平均)

CrossFit Boxは総じてGoogleレビューの評価が高い。レビュー数が100件を超える施設は、チカラクロスフィット(217件)、クロスフィット西麻布(166件)、クロスフィット本町(138件)、クロスフィット京都(120件)の4施設で、いずれも都市部の人気施設だ。

残り63施設(66%)は本調査時点でGoogleビジネスプロフィール上の評価が取得できなかった。これにはGBP自体が未登録の施設と、登録はあるがレビューが付いていない施設の両方が含まれる。特に沖縄・東北・北海道の施設ではGBPの整備率が低い傾向にある。

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首都圏・関西・福岡で見る地域差

日本のCrossFitの3大拠点を比較する。

指標東京都神奈川県大阪府京都府兵庫県福岡県
施設数191314452
ドロップイン対応率89%85%79%100%100%100%
女性向け対応率11%8%43%0%80%50%
英語対応率32%8%21%75%0%50%
HYROX対応率16%23%7%0%0%0%
シャワー完備率42%38%7%0%20%50%

読み取れること

東京都は施設数で圧倒するが、女性向け対応率はわずか11%。シャワー完備率42%とハード面は充実しており、ビジネスパーソンが仕事前後に通いやすい環境。HYROX対応施設も3施設あり、競技志向の選択肢が豊富。

大阪府は14施設と東京に次ぐ規模。女性向け対応率43%は大都市圏で最も高く、女性専用施設(トライフィット大阪城)も存在する。一方でシャワー完備は7%と低い。

神奈川県は横浜市に施設が集中(13施設中8施設)。HYROX対応率23%は全国でもトップクラスで、競技志向のトレーニーに向いたエリア。

京都府は4施設と少数ながら、ドロップイン100%・英語対応75%と、訪日外国人が最も利用しやすいエリア。

兵庫県は女性向け80%・ドロップイン100%で、女性が安心して参加できる環境が整っている。

福岡県は2施設と少ないが、ドロップイン100%・英語50%・シャワー50%とバランスが良い。九州の拠点としてのポテンシャルは高い。

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旅行者・出張者が探しやすい地域はどこか

旅先でCrossFitをしたいとき、最も重要なのはドロップイン対応英語対応(外国人の場合)、そしてアクセスの良さだ。

国内旅行者におすすめの地域

地域おすすめ理由
京都ドロップイン100%、4施設すべて京都市内で選びやすい
兵庫(神戸〜芦屋)ドロップイン100%、阪神間に分散しアクセス良好
東京(港区・渋谷区)施設密度が高く、シャワー付きが多い。出張のついでに行きやすい
福岡2施設ともドロップイン対応、博多はシャワー・英語対応あり

訪日外国人におすすめの地域

地域英語対応施設数おすすめ理由
京都3 / 4施設観光のついでに立ち寄れる、英語コーチ率が高い
沖縄5 / 8施設英語ネイティブのコーチが多く、言語の壁が最も低い
東京(港区・目黒区ほか)6施設港区4施設(六本木・西麻布・チカラ・フィーリングッド)、目黒区(自由が丘)、中央区(日本橋)
大阪3 / 14施設西梅田・本町・ライフフィットミナミが英語対応

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HYROX対応施設の分布

HYROXブームの広がりとともに、HYROX対応プログラムを持つCrossFit Boxも増えている。

  • HYROX対応施設:8施設(全体の8.4%)
都道府県施設名
東京都クロスフィット六本木、クロスフィット池袋、クロスフィット昭島
神奈川県INSPA横浜、クロスフィット港南台(ワンベース)、ベイサイドジム石川町
大阪府ライズインフロウ
群馬県クロスフィット前橋

HYROX対応は関東に集中しており、東京・神奈川で8施設中6施設(75%)を占める。関西はライズインフロウ(大阪市)の1施設のみ。HYROX大会は東京・大阪で開催されているが、対応施設は圧倒的に関東が多い。

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調査方法

項目内容
調査主体クロスフィットドウ編集部
調査時点2026年4月12日
対象日本国内でCrossFitプログラムを提供する施設(CrossFit公認アフィリエイト・非アフィリエイト含む)
掲載基準公式サイトまたはSNSで2026年4月時点で営業中と確認できた施設のみ
除外対象閉業が確認された施設、個人宅での非公開セッション、CrossFitプログラムを提供していないジム
データ取得方法各施設の公式サイト・Googleビジネスプロフィール・Instagram等SNSからのクローリング+手動確認
属性の判定基準ドロップイン対応・女性向け・英語対応等の属性は、公式サイトまたはGoogleビジネスプロフィールに明記されている情報のみを採用。編集部による推測は含まない
人口データ総務省「人口推計」2024年10月1日現在(概算値)をもとに算出
更新頻度年1回(次回更新:2027年4月予定)

※本レポートは掲載時点のデータに基づく。施設の新規開業・閉業・サービス変更により、最新の状況とは異なる場合がある。属性データ(女性向け・英語対応等)は公式サイトへの記載有無で判定しているため、実際に対応していても未記載の施設は集計に含まれていない可能性がある。

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